肩こりでツライときには、
肩を温める方は多いと思います。
「温めると血行が良くなるので、肩のこりが和らぐ」
と考える方が多いからだと思いますが、
実はこの考え方は、間違っているのです。
肩を温めると、血管の中が大変なことになってしまいます。
たとえば、熱めのお湯に長時間浸かっていると、
「のぼせ」て気分が悪くなってしまうことがあります。
ひどいときには、倒れてしまうこともあります。
血液がカラダを守ろうとして、
一生懸命に、熱をカラダにためないよう騒ぎ出し、
その結果、血球についている栄養素を剥ぎ取ってしまいます。
そして、栄養交換の働きがうまくできずに、
熱の処理に追われるので、カラダが強い疲労感を感じます。
これが、「のぼせ」なのですが、
肩を温めると、この「のぼせ」が肩に生じることになります。
そして、肩こりを悪化させるのです。
逆に、冷やすと血球についている栄養素を壊さずに、
栄養交換が促されたり、
一時的に冷えたところに血液を、
どんどんと送りこもうとするので、
血流が良くなります。
まとめると、温めて血流を良くすることは、
実は血流が悪くなる状態を作り出していて、
肩こりを悪化させ、
冷やすとスムーズに血流が流れるので、
肩こりもどんどん回復されていくということです。
初めてこの事実を聞いた方は、
驚かれると思いますが、
「冷やす」ほうが肩こりに良いという事実は、
少しずつ世の中に浸透していっています。
「温めると血流が良くなる」
という考え方が浸透しているので、
なかなか信じにくいとは思いますが、
肩こりは長時間温めると、悪化してしまうので、
気をつけてくださいね。
肩こりで固くなった筋肉は、
「氷水」で冷やすようにすれば、
家にあるもので手軽に冷やせるので、便利です。